◎「うつ」人の考察:1『拉致家族』批判『拉致家族』への批判今日のニュースではありませんが、私は『北朝鮮の拉致』問題が苦手です。 横田婦人が渡米してブッシュ大統領と会談したという話は新聞で読んだ覚えがありますが、如何しても納得できません。 『子供が拉致された親の心情は計り知れない』と子供がいない「杉の花粉」も、そう思っています。 でも子供が拉致されたのであれば、先ず自分が動きます。 「そして何としてでも連れ帰る。」 「もし殺されていたら、相手を『自分の手』でぶっ殺す」 というのが我が家の考え方です。 『国を動かす様に画策はします』が、『国に頼ろう』とか『国の責任』などとは考えもしないだろうと思っています。 「でも個人では北朝鮮に入国できない。国に動いてもらうしか方法が無いじゃないか!」と怒る人も多いかと思いますが、個人同様に国交のない国も同じことです。 『国交がない』ということは、相手は『敵国』ですから、国際法でも『正当な理由があれば、何時、戦争状態になってもおかしくない状況』ということです。 『北朝鮮』に『正当な理由がない』と思ってみえる方も多いと思いますが、有史以来『侵略戦争』は起こったことがありません。 弁護する気はサラサラありませんが、『大日本帝国』の『第2次世界大戦』は、「我が同胞のアジアの民を欧州の植民地支配から救うため」と『正当な理由』を掲げた『自衛戦争』です。 その『日本軍』に対して、「我が同胞のアジアの民を日本の強圧的な支配から救うため」という『正当な理由』を掲げて『米国』が参戦しました。 勿論、『米国』も『自衛戦争』です。 戦後に、戦勝国が『自衛戦争』、敗戦国が『侵略戦争』と見なされるのが歴史です。 実際、国際社会は、『勝てば官軍』なのでしょう。 『北朝鮮』が『宣戦布告』し『テポドン』が飛んできたり、『北朝鮮軍』が上陸し『日本国内が交戦状態になる』とは誰も考えないのでしょうか。 『自衛隊』はカンボジアに派遣された時、派兵した諸外国から『小学生並み』と賞賛され『返って危ないから動かないでくれ』と忠告されたそうです。 十数年前の調査結果ですから、今は知りませんが、当時の『在日米軍兵士』への『日本人のために戦って死ねるか』との問いに『YES』と答えたのは、『数パーセント』だったと記憶しています。 『日本国憲法』通り『丸裸』で、『赤子(否、小学生並み?)』同然の日本国が、常に『大韓民国』との交戦に備え、着々と準備している『北朝鮮軍』に対向できるとはとても思えません。 『檻の中』に入り、『ライオン』や『トラ』を怒らせようとしているのが『拉致問題』だと思っています。 しかしながら、個人のレベルでは少し勝手が違ってきます。 以前『拉致家族』が『社会党』に『拉致されたと思われる子供』充ての『手紙』を託し、『社会党』が何の疑問も持たず『朝鮮総連』に渡したため、それが発覚して『その子供のうち、何人かが殺されてしまった』と読んだ覚えがあります。 『結果は最悪』でしたが、当時の『社会党』は少なくとも『朝鮮総連』と『友好的な付き合い』はあった筈です。 今は知りませんが、当時の『社会党』や『日中友好協会』を上手く利用すれば、中国経由で北朝鮮に入国できた筈です。 実際、十数年前には、知り合いの労働組合の人が北朝鮮に入国しています。 何故、十数年前に「自分で入国して、『命を賭けて』子供を探さなかった」のか、「バクダンを抱いて北朝鮮首脳と心中しなかった」のか「杉の花粉」には不思議でなりません。 言い過ぎかも知れませんが『拉致家族』の『無知』と『保身(自分可愛さ)』が、今の最悪な状況を作り出したとしか思えません。 日本国民全体を『巻き添い』にする『危険』については、全く考えていませんが、「自分の危険は何があっても避ける『拉致家族』の姿」には同情より怒りを感じてしまいます。 それに『ジェンキンス』は、米軍を自分で勝手に脱走したスパイでしょう。 彼からの情報で『在韓米軍』がどれほどダメージを受けたのでしょうか。 『在韓米軍のダメージ』は『日本国を含む極東の安全保障』に直結します。 直ぐに『在韓米軍』は『戦略の変更』などで対応したでしょうが、一時的にせよ『日本国を含む極東の安全』を『危険に晒した責任』は重大だと考えます。 以前に逮捕されていたら間違いなく軍法会議で『死刑』判決のでる重罪じゃないですか。 謝って済む問題ではありません。 それで済むのなら、日本の刑務所には人がいなくなります。 『犯罪者』は『犯罪者としてキチッと裁くこと』が大切なのではないでしょうか。 『彼の個人的な犯罪』ですから『彼個人が責任を取る問題』であり、何ら『政治的に解決する問題ではない』と考えています。 それが、今回の『米軍の軍法会議』では、十数日の『拘留』と『不名誉除隊』という『特別な配慮』がなされました。 国際社会の国家間の外交は「貸し借りだ」と聞いたことがあります。 この事件に介入したために日本国は、米国に『大きな借り』を作ってしまったようです。 『米軍再編成の経費の8割を日本国に負担させる』という米国の考え方は、この事件とは無関係とはとても思えません。 「『日本国を含む極東』を危険に晒した『重大な犯罪者』を庇い、加えて、そのために『米軍』への莫大な資金(税金)を払わされることを日本人の何割が納得しているのでしょうか。 『公金の支出に関して、非常に五月蝿い市民団体』が良く黙っているものだと感心しています。 『数百億円単位の無駄使い』は、『彼らの眼には見えない』のでしょうか。 だとしたら『彼らの眼は節穴』以外のナニモノでもありません。 そして最も重要なことは、未だ『日本国』は『北朝鮮』に戦後賠償をしていないという事実です。 第1次世界大戦に敗北した『ドイツ』が、戦勝国側に支払った戦後賠償金は天文学的な金額です。 その賠償金の支払いで疲弊し、課せられた酷い規制に反発を募らせた『ドイツ』の状況が、第2次世界大戦に繋がっていくのは皆さん御存知の通りです。 『中華人民共和国』が「国家間の戦後賠償金を放棄」してくれたお陰で、他のアジアの国もそれに追随してくれました。 『大韓民国』には、既に戦後賠償金を『経済援助』という名目で支払っています。 しかしながら、今なお『敵国』の『北朝鮮』が国家間の戦後賠償金を放棄したと聞いたことがありません。 それに、『従軍慰安婦』や『強制連行』された多くの人々への賠償も全く行っていません。 裁判所は『国に継続性がない』という理由で、個人への賠償は認めていませんが。 当時は『大日本帝国』であったとしても、先に『強制連行』という手段で『拉致』をしたのは『日本』の方なのを忘れていませんか。 『もう60年も昔のことだ』という非難もあろうかと思いますが、アラブでは『千数百年前のこと』で未だに戦争をしています。 60年など、国際社会では問題にならないくらい短い時間です。 非難を覚悟で言い切ります。 「先に『強制連行』で多くの国民を拉致した日本に、『拉致』問題を主張する資格はない」とする『北朝鮮』の主張の方が『正当性がある』と考えています。 クダラナイ『拉致家族の問題』でこれ以上振り回されるのは『真っ平御免』です。 但し、非難は「杉の花粉」個人ではなく、楽天広場にお願いします。 |